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  • 執筆者の写真ミズコウアキヒコ

旅の途中の不思議な出会い

WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。


ワタシの大ファンのアナタは、ワタシがシラーを探し求めているのをご存じでしょう。


ええ、アナタを探してはいませんが、シラーを使ったワインは探しております。


そこで、輸入元のカタログの中から面白いシラーを見つけました。


その説明文の中には、こんな一説がありまして・・・。


ヴィーガン&ベジタリアン・フレンドリー

2014年以降、バーン・ヴィンヤーズの作るワインは、製造過程で一切動物性のものを使用していないため、ヴィーガン、ベジタリアンの方にも安心して楽しんで頂けます。

ワインは100%ブドウを使って造られますが、製造過程で伝統的に動物性の原料を使用する工程がありました。


例えば清澄作業の時に使う卵白は代表的なもののひとつです。


すべての工程をチェックし、あらゆる動物性原料を使わずにワインを造っていることを確認しています。


ええ、先鋭的な取り組みをされてるんですね。


ワタシはヴィーガンでもレーガンでもありませんが(それ大統領な)話題性と言う意味ではとても優位な取り組みと言えるでしょう。


その後に書いてあったのがこれ↓

牛肉や羊料理など、赤身肉の料理に合うワイン

シドニー・ウィルコックス・ヴァインドライド・シラーズ


いやいやいやいや、おたくヴィーガン推しちゃうんかいっ!

しかもエチケットが牛やんけっ!!


あ、いや、いいんですけどね。


うちのお客様にヴィーガンの方も、ヴィレッジピープルの方もいないので・・・(予想変換で出てきた文言を無理くり入れようとしない)


ま、それは置いといて、試飲してみたら、EUのシラーと違って、ファーストアタックが甘くフルーティーな香りがしつつ、どっしりとした骨格があり、後味でしっかりシラーっポイスパイシーな味が残ります。


うん、旨いシラー(シラーズ)をようやく見つけました。





1960年に最初のブドウを植えて以来、少しずつ畑を増やしながら成長してきたバーン・ファミリーのワイナリー。

現在は Rob Byrneが代表を務め、娘のPetriaとともに、クレア・ヴァレーならではの品質にこだわったワインを表現すべく運営しています。


2018年には、オーストラリアワイン評価の第一人者ジェームス・ハリデーが最高評価を下し、「ダークホースワイナリー」としてトップ10に入賞するまでに成長を遂げました。

1960年、現当主 Rob Byrneの両親エリック・バーンと妻のロモラは、サウス・オーストラリア州に土地を購入しました。ワイン造りへの情熱を燃やす二人の息子ロブとテリーは、この場所を皮切りに、ブドウ栽培、ワイン造りの道へ進んでいきました。

設立後は他の有名なワイナリーへブドウを供給し続けていましたが、2008年から自家ブドウを使ったワインを造り始めるようになりました。


彼らのワインはリリース後すぐに国内外で順調に売れていきました。2010年には、その品質、味わいに惹かれたマスター・オブ・ワインの一人 Phil Reedman氏が参画することになりました。


現在も、バーン・ヴィンヤーズのワイン造りやブレンドに関わり、重要な役割を果たしています。


オーストラリア最高峰「グランジ」チームが切り開いた畑も所有


バーン・ヴィンヤーズは、設立時から続くクレア・ヴァレーと、新たに取得したリヴァーランドのスコッツ・クリークの二か所に畑を所有します。


クレア・ヴァレー

クレア・ヴァレーは、オーストラリアで最も古いワイン産地の一つとして知られており、リースリングとシラーズが有名です。


サウス・オーストラリア州の中央部からやや北寄り、アデレードから北へ約120kmの場所にあり、マウント・ロフティ山脈エリアでは最も北に位置します。

標高400~500m、40平方キロメートルの土地にブドウが植えられています。大陸性気候で、日中は日差しが強く暑くなりますが、夜は冷え込んで気温がぐっと下がります。


この寒暖差のおかげで、他の地域に比べブドウがゆっくり熟します。

過酷な土地ですが、カビやほかの病原菌が蔓延しにくいという利点があります。

赤ワインでは特にリースリングが有名な産地です。


石灰質土壌と昼夜の寒暖差で、香り高く、ミネラル豊かでシャープな酸が特徴的な赤ワインに仕上がります。

赤ワインではシラーズとカベルネ・ソーヴィニョンが高い評価を得ています。


暑い日差しを浴びた完熟ブドウが造るリッチで芳醇なボディのワインにも拘わらず、豊かなアロマ、引き締まった酸が感じられ、特に料理にあわせるときに優れたバランスを見せます。


クレア・ヴァレーの中に二つの畑があります。


スタンレー・フラット Stanley Flat

この畑はクレア・ヴァレーでも最も古くからブドウ栽培を行っていた地域です。


40年以上前に植樹され、優れたテロワールと、地下への感慨システムのおかげで、高い品質のブドウを作り出します。


ホワイト・ハット White Hut Vineyard

こちらは黒ブドウのみ栽培されています。


カベルネ・ソーヴィニョンとシラーズが、標高400m程度の低い丘の斜面に植えられています。


気候条件は長期熟成できるフルボディワインに適しています。


冬は適度な量の雨が降ります。


夏はとても暑くなりますが、夜間は気温が下がって冷え込みます。


昼夜の寒暖差が大きいため、果実は他よりも遅く熟します。



バーン・ヴィンヤーズは、環境への配慮、持続的なブドウ畑の管理という点で最も先進的なワイナリーの一つであると認識されています。


豊かな自然を誇る南オーストラリアの湿地帯と共存できるようブドウ畑を管理し、特にスコッツ・クリークの湿原保護活動や水のマネジメント、またエコ・トレリスというリサイクル素材の杭の導入と共同開発などを積極的に進め、国際的に高い評価を得ています。


2014年 World Environment Day Awards - FINALIST

毎年6月5日の「世界環境デー」。


2014年に、スコッツ・クリークの湿原保護活動が、国連から高く評価されました。


サステナブルな水資源マネジメントが取り上げられたこともあり、バーン・ヴィンヤーズの活動が世界的に注目されました。


SAWIA 2013 ENVIRONMENTAL EXCELLENCE AWARD

SAWIA(South Australian Wine Industry Association南オーストラリアワイン産業協会)は、南オーストラリア州の環境スチュワードシップ活動を推進しており、毎年環境に対して優れた取り組みをしているワイナリーを表彰しています。


バーン・ヴィンヤーズは、美しいスコッツ・クリークの湿原保護と持続可能なワイナリー運営を両立しつつ、優れた品質のワインを生み出したとして、中小企業の部で高く評価されました。


ECO TRELLIS エコ・トレリス

バーン・ヴィンヤーズでは、ブドウ畑の支柱に、ニュージーランドのエコ・トレリス社が造る、リサイクル素材を使った製品を採用しており、その研究開発にも協力しています。

支柱は、ブドウ栽培をするうえで非常に重要です。


環境問題の事を考えて、松で造られた木製のものを使う生産者が多いですが、木製のものは老朽化のため、定期的な交換が必要で、オーストラリアとニュージーランド二国だけで、年間およそ600万本の使い終わった木製の支柱が出ており、その廃棄がまた次の問題となっていました。

このエコ・トレリスは、その解決を図って生まれたもので、リサイクル素材を使ったステンレス・スチールとカーボン・スチールで出来ており、頑丈で、腐食耐性があるため土壌への金属汚染が抑えられます。

廃材を抑え、また生産者の作業も楽になる、このエコ・トレリスの運用によってバーン・ヴィンヤーズはThe Wine Industry IMPACT Awardsを受賞しました。 ヴィーガン&ベジタリアン・フレンドリー

2014年以降、バーン・ヴィンヤーズの作るワインは、製造過程で一切動物性のものを使用していないため、ヴィーガン、ベジタリアンの方にも安心して楽しんで頂けます。

ワインは100%ブドウを使って造られますが、製造過程で伝統的に動物性の原料を使用する工程がありました。


例えば清澄作業の時に使う卵白は代表的なもののひとつです。


すべての工程をチェックし、あらゆる動物性原料を使わずにワインを造っていることを確認しています。




かつてのオーストラリア開拓時代に大きな役割を果たしたシドニー・ウィルコックス・ホームステッド(牧場と農地と邸宅が一緒になったような施設)は、当時アデレード等の近隣の大きな町へ食料を供給する倉庫のような存在でした。


毎日、大都市のレストランへ新鮮な野菜、魚介類、肉類、そしてワインが届けられていました。


その中には、食事を楽しむために造られた、リヴァーランドの上質なワインも含まれていました。このシドニー・ウィルコックス・ホームステッドは、現在バーン・ヴィンヤーズの一部となっています。

このシリーズは、そんなサウス・オーストラリアの豊富な食材をもっと楽しむために、ワイン造りの段階からそれぞれの食材にマッチすることを目的に造られたシリーズです。


ラベルに描かれるのは、そのワインを合わせるべき食材です。 なお、ワイン造りには、世界で最も難関といわれるワイン資格「マスター・オブ・ワイン」のフィル・リードマン氏が関わります。


牛肉や羊料理など、赤身肉の料理に合うワイン

シドニー・ウィルコックス・ヴァインドライド・シラーズ (SIDNEY WILCOX VINE DRIED SHIRAZ)


生産者:バーン・ヴィンヤーズ(BYRNE VINEYARDS)

原産国・地域:オーストラリア、サウス・オーストラリア州

原産地呼称:リヴァーランド

ヴィンテージ:2021年

ぶどう品種(栽培比率):シラーズ100%


サウス・オーストラリア、スコッツ・クリークにある自社の単一畑のブドウを使用します。


ブドウの果実は、木につけたまま水分を飛ばし、凝縮度を高めます。


その後セラーへ運び込まれ醸造されます。


凝縮した果実味、フレンチオーク樽のスモーキーな香り、そしてシラーズのブドウに由来する、ブラックベリーやカシスの果実味と、クローヴや黒コショウ、リコリスなどのスパイスの風味が一体となって、非常にリッチな味わいのフルボディに仕上がっています。

牛肉や羊肉、ラム肉など赤身の肉を使った料理によく合います。

シンプルなバーベキューや厚切りの牛肉ステーキ、ラムカツなど、肉の味わいをダイレクトに味わう料理にぴったりです。

また、スパイシーな味わいを持つワインなので、同様にスパイスを使った料理にもお勧めです。


例えば、モロッコ料理、スパイスたっぷりのラム・タジンなど、味わいの強い料理にもよく合います。


ヴィーガンに飲んでもらいたいのか。肉食の人に飲んでもらいたいのかわかりませんが(苦笑)


当店では、しっかりした味わいのシラーズを1杯1500円でご提供します!


ぜひ、シラー好きの方はお試しくださいね!

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