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  • 執筆者の写真ミズコウアキヒコ

宝石のごとき6銘柄をご紹介

WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。


今日は、フランスの中から選りすぐったワイン6銘柄をご紹介します。









南フランス、ローヌ地方のワイン生産者の家に生まれる。


彼は、作家として有名なサド侯爵の子孫でもある。


現在はFSPワイン社のジェネラル・マネージャーとして、地元ローヌ地方だけでなくフランス各地のワインを国外へ紹介し、輸出する仕事に携わっている。

英語、スペイン語、中国語が堪能で、パリと上海を頻繁に往来しながらマーケティングに注力する。

一方で、栽培やワイン造りに関する深い知識を元に、メゾン・ド・サドのワイン造りやアッサンブラージュのディレクションにも携わる。



緯度が高く冷涼な気候で、通常の赤・白といったスティルワインの生産に適した気候とは言えませんでした。


しかし、長い歴史の中で、ドン・ペリニョン師の功績もあり、複雑なアッサンブラージュや長い瓶内熟成を経て生まれる、世界最高のスパークリング「シャンパーニュ」が確立されたのです。


また、気候だけでなく、シャンパーニュ特有のテロワールもその高い品質を維持するのに欠かせません。


この地域の白亜質石灰岩は、海洋微生物の死骸(コッコリス)を起源とする方解石結晶粒を含みます。


保水性があり、ブドウの木は水分を切らさず、しかし過度に水分をとることもないため、ブドウの果実は安定して凝縮した風味を生み出すことができます。



ジルベール&ガイヤール Gilbert & Gaillard誌 金賞受賞

ワイン専門誌WINE ENTHUSIAST誌で89点


ブドウ品種:ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%。瓶内熟成期間15カ月。


美しいイエローゴールドのローブ。


グルメな人々を虜にするように、香りが溢れ、鼻孔から心地よく抜ける広がりのある味わいが楽しめる。


白桃やミラベルを思わせる白いフルーツと、ペストリー生地の香ばしい風味のマリアージュ。


美しい緊張感に支えられた調和を感じるが、同時にリッチな味わいも楽しめる。


フィニッシュには程よい酸味が感じられる。


シュクレ・サレ(甘さと塩味が共存する味。中華や和食、エスニック料理などに見られる)の料理とペアリングを楽しみたいシャンパーニュ。


伝統的なボルドーの醸造方で仕込み、フレンチオーク樽(うち30%は新樽)で12~14カ月熟成させます。



アルザスは、フランスでも最も北に位置する産地で、ドイツと接している産地です。


建築物や料理にも、ドイツのものと近いものがあり、ブドウ品種もリースリングやゲヴルツトラミネールといったドイツでポピュラーな品種も使われます。


香り高くミネラル豊かで、シャープな酸を持つ辛口のアルザスは、和食をはじめ繊細な料理と相性が良いため、いま世界中で人気が高まっています。


今回ご紹介するワインの造り手、オルシュヴィレール生産者共同組合はアルザスの生産者組合の中でも抜群の知名度と、産み出すワインの質の高さに定評があります。


ワインの公式品評会では常にメダルを受賞しており、毎年どこかのコンクールで金賞や銀賞を獲得しています。


収穫後、ブドウは温度管理機能のついたステンレスタンクで発酵させます。環境への取り組みの一環として、動力は地熱発電で得たもので賄います。(アルザスはフランスの地熱エネルギー開発において最先端の地域です) 発酵後6カ月間熟成させます。


ジルベール&ガイヤール Gilbert & Gaillard誌 金賞受賞、 HEV(High environmental value)認証取得


ブドウ品種:リースリング100%


黄金色の色調で、レモンやその他さまざまな柑橘類の華やかなアロマが最初に感じられる。口に含むと、生き生きとしたミネラルと酸が広がります。


繊細な味わいで、ヨーロッパのメニュでも、和食でも合わせやすいワイン。


洋食であっても、口の中をさっぱりとさせてくれるような爽やかさのおかげで、口の中をさっぱりとさせてくれるタイプです。




世界的に有名な産地で、ロマネ・コンティやモンラッシェといった銘柄を生むブルゴーニュ。


太古の地層から、ここブルゴーニュでしか生み出せない魅力を持つシャルドネ種・ピノ・ノワール種が造られています。


マコンは、ブルゴーニュ南部にあり、生産量のおよそ7割がシャルドネです。


ふくよかで親しみやすい味わいが特徴です。 このワインが受賞したコンクール「ブルゴンディア・ドール」は、ブルゴーニュワインだけのコンテストで、受賞ワインは年に寄りますが、概ね15%程と言われています。


有名シェフやソムリエ、醸造家等が審査員を務めるコンクールで、受賞ワインのクオリティの高さで定評があります。


AOCマコンの中でも、ヴェルゼの村にある優れた区画から収穫されたシャルドネを使った、ワンランク上のワインです。


土壌は石灰質のライムストーンと粘土質が混じる土地で、シャープな酸とミネラルを持ち、ボリュームのあるワインに仕上がります。


ブドウは収穫後ゆっくりと搾り、静置して不純物を取り除いてから発酵させます。発酵後は澱とともにおき、ワインに複雑味を与えます。


ブルゴンディア ドール コンクール 金賞受賞


ブドウ品種:シャルドネ100%

色は黄金色。白桃やリンゴを思わせる果実の香りに、ナッツを思わせる香ばしい香り。


口当たりが滑らかでボリュームがありますが、とてもエレガントな味わいです。


ニジマスなどの川魚料理にぴったりです。


フランスでは、ニジマスとアーモンドのソテーやロースト、または身をほぐして作るクネル(すり身団子のような料理)にマスタードソースを添えたものとよく合わせられます。



ラングドックは地中海沿岸にあるフランス南部の一大ワイン産地で、かつては高コストパフォーマンスのテーブルワイン産地として知られていましたが、最近は独自のテロワールが重視され、「クリュ」と呼ばれる特級のような高い品質を示す呼称が制定されるなど進化が著しく、今もっとも目が離せない産地の一つです。


年間300日以上が晴天と言われ、強い風と乾燥した気候、痩せた土壌のおかげで、病害虫の被害が少なく、自然栽培に最も適した産地の一つで、凝縮した風味のワインが生み出されています。


ラングドックで昔から使われているブドウは、シラー、グルナッシュ、ムールヴェードル、カリニャン、サンソーなど多くの品種がありますが、今回のワインは、完熟したシラー種を100%使い、伝統的な製法で造られました。



畑は粘土石灰質土壌の斜面に広がり、厳しい収量制限を行うことでブドウの凝縮度を上げます。


America Awards金賞受賞、 Japan Awards金賞受賞、 Singapore awards金賞受賞


ブドウ品種:シラー100%


複雑で滑らかな質感をもつフルボディの味わい。


カシスを思わせる黒系果実の香りに、黒コショウやクローヴ・シナモン系の甘苦いスパイスの香りも感じられます。肉料理にとてもよく合います。



ローヌは、フランスでも最も古いワイン産地の一つで、古代ローマ時代に遡ります。ローヌ渓谷から地中海に、北から南へ吹き抜ける乾燥したミストラルという強風が畑を通り抜け、湿気を飛ばしてくれるため、カビなどの湿気由来の病気が広がりにくくなります。


また、この風が非常に強いため、果実の大きさも自然と小さくなって風味が凝縮する、と言われています。

今回ご紹介するワインは、ローヌ地方の伝統的な品種をアッサンブラージュさせたワインで、世界各地のコンクールで受賞し、その品質の高さを証明したワインです。


ブドウ畑は中型の大きな石と小石に覆われた、ローヌ南部の典型的な土壌で、 昼の暑い日差しで石が蓄熱し、夜間に放出するおかげでブドウは完熟し、凝縮感のあるフルボディのワインを生み出します。

ジルベール&ガイヤール Gilbert & Gaillard誌 金賞受賞

Challenge international du vin 金賞受賞

1001 Degustations.com 金賞受賞

Concours Mondial de Bruxelles金賞受賞

70 MILLIONS DE DEGUSTATEURSコンクール金賞受賞

Japan awards 金賞受賞 ブドウ品種:グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル

深いルビー色の色調で、アロマはサクランボ、プラム、カシスのアロマに続いて、トリュフやキノコを思わせる深みのある香りが感じられます。


口当たりは滑らかで、果実味とともに繊細なタンニンの渋み、酸味のバランスが整ったエレガントな味わいです。


肉料理全般にとてもよく合います。


牛肉や羊肉など赤身の肉料理と合わせるのがおすすめ。


フランスならシンプルなグリルや、南仏のハーブとパン粉をまぶした香草焼きを合わせるでしょう。



「ワインの女王」として、世界的に人気のボルドー。


その魅力は、土壌ごとに適した品種を栽培し、それぞれのシャトー(ワイナリー)が、独自のスタイルを表現するために毎年アッサンブラージュ(ブレンド)の試行錯誤をしながら、安定した品質のワインを造り続けている点でしょう。


世界的にモノ・セパージュと呼ばれる、単一品種ワインが増えている中、ボルドーではこの伝統的なスタイルが脈々と受け継がれています。

今回ご紹介するワインを造るのは、1982年に、ジルベール・リヴォー氏によって設立されたシャトー。


リヴォー家は、ボルドーのSaint Andronyサン・タンドロニーで6世代にわたって代々ワイン製造に携わる家族です。


シャトー名は、ブドウ畑にも接する古城に由来します。


畑の土壌は場所によってモザイク状に入り組んでいますが、全体の85%を占めるのが粘土とライムストーンの入り混じる粘土石灰質の部分で、残りが砂質・砂利質になります。


ブドウ品種の栽培比率はメルロが85%で、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フランが合わせて15%です。


粘土質とメルロ種は相性が良く、ボリューム感のある厚みのあるワインが生み出されます。


砂利質・砂質の水はけのよい場所にカベルネを植えます。

Gold CWSA(China wine & Spirits award)金賞受賞

70 MILLIONS DE DEGUSTATEURSコンクール金賞受賞

ジルベール&ガイヤール Gilbert & Gaillard誌 金賞受賞

Shanghai newspaper 金賞受賞

Japan awards 金賞受賞 ブドウ品種:メルロ70%、カベルネ・ソーヴィニョン20%、カベルネ・フラン10%

深いガーネットの色調、ブラックベリーやカシスなど黒系果実の香りに続いてクローブやナツメグなど複雑なスパイスの香り、樽に由来するバニラを思わせる甘い香りが感じられます。


口にすると、滑らかで、凝縮感のあるリッチな味わい。


渋みと果実味、酸味が調和したエレガントな味わいで、長い余韻が楽しめます。


牛肉の料理、ステーキやバーベキューなど、シンプルにソテーした料理にぴったりです。



いかがでしょうか?


これらの宝石のようなワインたちが、グラスで980円からお飲みいただけます。


ご来店の際に、気になる銘柄の在庫を聞いてくださいね。


微妙な味のワインに大枚を支払うなら、ワイン王国フランスの至宝をお愉しみください。

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