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  • 執筆者の写真ミズコウアキヒコ

何を基準にリストのワインを選ぶのか?



ワイン好きのお客様からよく聞かれます。


「こんな美味しいワインどうやって探すの?」


いや、実は探していません(苦笑)


うちの取引先の輸入元は、ソムリエが7名も在籍しています。


その人たちが勧めてくる中から、吟味してるだけです。


世界中の膨大なワインから、美味しいワインを探すというのは、大海の中で魚一尾を

探すに等しい行為です。


なので、ある程度の基準を持ったソムリエの舌を信用して、その中から選んでます。


もちろん、勧められた中にも、気に入らないワインもあり、おススメを鵜呑みにしているワケではありません。


特に製造国にもこだわりはなく、ワタシの中での明確な基準に頼っているだけ。


その明確な基準は、至極単純なモノです。


「美味しくてコスパの良いワイン」


これに尽きます。


美味しいと言うのは、とてもパーソナルな感覚ですが、もう40年近くワインを飲んだ中で培った自分の舌の感覚でもありますので、それを基準にしています。


また、コスパが良いと言うのも、一度にたくさん飲む自分にしてみたら、幾ら美味しいワインでも、1杯2000円とかしたら、お財布が持ちません(苦笑)


まあ、30年以上前に、ワインに力を入れたレストランバーを成功させた経験から、高いワインでも美味しいとは限らないというのは知ってます(笑)


恐らくアナタが億万長者じゃない限り、飲んだ事の無い超高級なワインも飲みました。


まあ、現品の状態もあったんでしょうが、ザラザラしたような感じであまり旨いとは言えないのが多かったですね。


もちろん、この世の飲み物じゃないくらい美味しいのもありましたが、1本数十万とか数百万も出して飲もうとは思えません(苦笑)



また、今のリストの中には、ボルドーの金賞受賞の赤で、当たり年の2015年物とか、パーカーポイント100点獲得した醸造家たち、神の雫に掲載されたメーカー等々、そうそうたるワインが並んでいますが、そこにこだわっているワケでもありません。


そんな称号を受けている中から選んだほうが手っ取り早いじゃないですか(笑)


幾ら金賞受賞とは言え、あまりおいしくないワインもたくさんあります。


また逆に、何の賞も獲ってないけど、旨いワインもあります。


ワインの賞なんて、ピンからキリまでありまして、食品では有名なモンドセレクションのようにお金を積んで獲れる賞もありますからね・・・苦笑



それに、こんな値段で出せる理由もあります。


それは、お店を始める際に掛かる経費が、通常よりグンっと少ないから。


店舗を借りる際の諸経費も、什器や内装費用もかけていません。


お酒と食器とグラスを仕入れただけ。


また、ワタシには本業もあります。



この店だけで食っていく!と言うつもりもありませんので(苦笑)


だから、コスパ良くお出し出来るというのも大きな要因です。


まあ、趣味とまでは言いませんが、コスパが良くて、つまみが旨くて、気軽に行けるワインバーとはあったらいいな♪と言う自分の願望を、自分で叶えてるだけ(笑)


だから最初は、電車で通ってお客様と一緒に飲んで楽しむ予定が、仕入れや仕込みが多くてクルマじゃないと通えない日が圧倒的に多く、飲めません・・・号泣


「今日は電車で来た」とワタシが言った日には「マスターもよろしければ1杯どうぞ」と優しく囁いていただければ、飛び上がって喜びます♪

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