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  • 執筆者の写真ミズコウアキヒコ

カリフォルニアワインを試飲してみます。

WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。


先日、1周年記念パーティーで、今度コラボをするパダンパダンの赤木大輔シェフから「お祝いに」っていただいたカリフォルニアワイン。


大体、同業者ってのは飲んでもいいし、売ってもいいので、ビールやワインなど、お酒をくれることが多いんですが、どうしようっかな~って思ってるうちに、息子が勝手に開栓(苦笑)


仕方が無いので飲んでみたら・・・旨っ!ってなりました。


やはり、オーパスワン等のプレミアムワインの醸造される土地柄ですので、カベルネ主体でメルロー等をアッサンブラージュ(ブレンド)するフランスのボルドーワインと似た感じの味わいの中に、果実味のある親しみやすさもあって好みでした。


そこで、取引先の輸入元さんのサイトを覗いて、気になる銘柄を少々仕入れました。


目玉はやはりこちらでしょう。






ええ、スティービー・ワンダーの名曲に娘に捧げた歌がありますが、その歌詞に「かわいくないワケないだろう?愛しくないワケないだろう?大切じゃないワケないだろう?」と言う一説がありますが、このブルゴーニュの巨人が、カリフォルニアで作るワインと聞くと「美味しくないワケないだろう?」と言わざるを得ません(笑)




ブルゴーニュの巨人 ボワセ・グループ


「フランス・ワイン業界のヌーヴェル・ヴァーグ(新たな波)」 


1961年にブルゴーニュに設立された、若い会社でありながら、急成長を遂げたボワセ・グループはこのように形容されます。


今やブルゴーニュ最大にして、フランスの他地域、アメリカ、カナダ、イギリスと世界各国に畑、ワイナリーを運営する一貫して自然栽培に注力し、グローバルに展開してきたボワセグループ。


一方で、ワイン業界において、環境問題の観点から、自然栽培をグローバルに推進してきたことでも知られています。


オーガニック栽培、ビオディナミ栽培に注力し、フランスのドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレや、アメリカのデローチやレイモンドヴィンヤードなど、所有するすべてのワイナリーがオーガニック栽培とビオディナミ栽培を実践しています。


その根底にある哲学は、ブドウ栽培家としての、土地への感謝を持ちながら、その特徴を十二分に引き出したワイン造りでした。


「ネイティヴ・アメリカンに伝わることわざを耳にした時、その深い言葉に胸を撃たれました。

『我々は、先祖からこの大地を受け継ぎ所有しているのではない。我々は、この大地を子孫から借りているのだ。』


特にブドウ畑が全ての元となっている、我々ワイン生産者にとって、この言葉は重く、強い意味を持ちます」ジャン=シャルル・ボワセ氏はこのように語っています。


アメリカのワイン生産量は、世界第四位。


そのうち80~90%を生み出すのがカリフォルニア州です。

生産地域は非常に広く、海岸沿いのノース・コースト、セントラルコースト、サウスコースト、内陸に広がる最大面積のセントラルヴァレー、そしてジンファンデルで有名なシエラネバダ山麓…多種多様なテロワールが広がります。

また、生産ワインの種類も、家庭用大量生産ワインから、オーパスワンに代表される高級ワインまで幅広く見られます。


ボワセグループは2003年以降、カリフォルニアで様々なワイナリーを傘下に収めながら、自然栽培に特化したワイン造りを主導してきましたが、ブルゴーニュでの経験から、カリフォルニアの中でも、有名・無名にこだわらず、ブドウ品種が適正なテロワールを得ているかどうか、そのブドウが自分たちのスタイルに合うか、この点を重視するようになりました。


その中で、キーになったのは、カリフォルニア名物である霧です。


霧に沈むゴールデンゲートブリッジはサンフランシスコ観光のハイライトの一つで有名ですね。

太平洋に面したカリフォルニア州のそばを、アラスカから流れてくる寒流が通っています。


凍るように冷たい海と、暑い空気が出合うことで、霧が発生します。


海の上に発生した霧は、陸地が温まるにつれ、陸地へと流れていきます。


この霧が、太陽の光をやわらげ、冷涼な空気を保ち、適度な湿度ももたらします。


霧はブドウが完熟する上で理想的な条件を整えてくれるのです。


霧が立ち込める朝は、たとえ真夏でも上着が欲しくなるような、心地よい冷涼な空気。


日中強い日差しが射せば霧は消えます。


昼夜の寒暖差の大きさは、エレガントなワインを造る上で外せない条件です。


フォグ・マウンテンは、この上質なカリフォルニアワインを造る上で欠かせない「霧」をテーマに生み出されるシリーズです。


基本的にカリフォルニアは地中海性気候で、雨が少ないうえに冬に集中して降るため、ブドウ栽培中に天気に悩まされることがあまりありません。


雨が多いと、様々な病気が蔓延し、その対応に悩まされるのですが、カラリとした空気、抜けるような青空の元、ブドウはストレスなく、健康に育っていきます。

病気が少ないと薬剤などを使う必要もないので、ブドウ栽培においても自然派栽培の導入がしやすいところも特徴です。


この気候条件の良さに加え、霧の恩恵を受けることで、カリフォルニアの偉大なワインが育まれているのです。


フォグ・マウンテン醸造チーム


フォグ・マウンテンのシリーズを手掛けるのは、二人の醸造家です。

このシリーズのコンセプトに合うように責任をもってワインを仕上げていきます。


ステファニー・プットナム 

Stephanie Putnam


カベルネ&シャルドネのスペシャリスト

北部カリフォルニア出身。


U.C.デイヴィス校で醸造学を学び、カリフォルニアで屈指の醸造家の一人として知られています。

ボワセグループの前は、カルトワインの一つとして名高い「ファー・ニエンテ」で8年間醸造家として働き「カリフォルニア最高峰のカベルネとシャルドネ」を手掛けました。

その前は、安定した品質で知られるヘス・コレクションのチームの一員としてワイン造りに携わっていました。

彼女の手掛けたワインは、ワイン・スペクテイター誌とワイン・エンスージアスト誌においてTOP100の一つとして選出され、さらに「カベルネ・ソーヴィニョン・オブ・ジ・イヤー」にも選出されました。

まさに名実ともに「カベルネのスペシャリスト」と言えます。


ブライアン・マロニー 

Brian Maloney

ビオディナミ栽培&ピノ・ノワールのスペシャリスト


ソノマカウンティーに生まれ、ワインに熱中する祖父の影響を強く受けワインに興味を持ちます。


最初はブドウ畑からキャリアをスタートしました。


土地勘もあり、テロワールに対する洞察に優れていた彼は、瞬く前に知識と経験を蓄えてゆき、ボワセグループのアメリカにおけるビオディナミ栽培の中核的な仕事に携わるようになります。


ことのほかピノ・ノワールに強い思い入れを持つ彼は、醸造にかかわるようになると、そこでも才能を発揮するようになりました。


初めて手掛けたワインがワイン・スペクテイター誌とワイン・エンスージアスト誌において90点を獲得します。


その後ボワセグループの中核ともいえるニュイ・サン・ジョルジュ(フランス・ブルゴーニュ)のセラーでも醸造を任されます。


この時グレゴリー・パトリア氏(ドメーヌ・ルロワで栽培・醸造に携わった栽培家、醸造家)の下で深い知識と経験を得ます。


まさにピノノワールのスペシャリストとしてのキャリアを着実に積んできた人物です。



一応、美味しかったらメニューの載せようと思うので、今回は一通り仕入れて試飲をしたいと思います。


試飲なのでリーズナブルに1杯1200円くらいでお出ししますので、ぜひアナタもジャッジしにいらしてくださいね。


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