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  • 執筆者の写真ミズコウアキヒコ

ほんの僅かだけ入手しました!

WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。


昨日の記事でご紹介したスペインのワイナリーの赤。


大変希少なキュベが入荷しました。


セルナ・インペリアル レセルバ (SERNA INPERIAL RESERVA)



Monte Yergaという山の斜面、南向きの陽のあたる部分に畑がある。


標高450~800メートルにあり、土壌は粘土石灰質土壌。


畑は絶えず鋤き起こしを行い、根が真下にのびるようにコントロールする。

自然派栽培、農薬や化学肥料は使わない。


10月中旬~下旬にテンプラニーリョとガルナッチャの収穫を行う。

続いて10月下旬から11月の上旬にマスエロを収穫する。


収穫は2段階で、まず手摘みの収穫で良いブドウの房だけを取り、 その後選果台でさらに細かくチェックする。


輸送途中でブドウを痛めないように、小さな箱でこまめにブドウを集める。 大きなかごは使わない。


ワインテクニカルデータ

テンプラニーリョ70% マスエロ20%、ガルナッチャ10%


RESERVA レセルバとは、スペインの銘醸地リオハの上級キュベの証です。


選別された特別なワインを樽熟成させたもので、 法律で厳密に規定があり、高い品質が守られる仕組みになっています。

全体で最低36ヶ月以上の熟成期間が必要。 その内オーク樽(330リットル以内)での熟成期間は12ヶ月以上必要です。

シェリーにも使われるアメリカンオークは、フレンチオークと異なり、よりバニラや樹脂の甘みも感じます。


リオハのワインはタバコの香りがすると形容されることがありますが、このスモーキーなニュアンスは、このリオハ独特の樽使いと長い熟成によって生まれる個性です。


スペインの高級赤ワインと言えばリオハとイメージがあるほどで、赤ワインの最高産地として世界的に名声を得ています。 D.O.C. Donominacion de Origen Calificada(デノミナシオン・デ・オリヘン・カリフィカーダ)(特選原産地呼称ワイン)INDO(原産地呼称庁)の厳しい生産基準が設けられている地域でつくられた、スペインで最高クラスのワイン。


現在D.O.C.として認められているのはリオハとプリオラトの二つです。

特別に熟成用として選別されたワインをオーク樽で熟成させます。


独特のスモーキーで甘い香りは「シガーのような香り」と世界で絶賛されています。


その評判に比べて価格はフランスの格付けワインよりお手頃で、ワインに慣れた人、コストパフォーマンスを求める人に選ばれるワインの一つです。


リオハ地方は、南西にあるイベリア山系デマンダ山脈が中央高地からの夏の熱波を遮り、北に連なるカンタブリア山脈がビスケー湾からの冷たい北西風から守り、乾燥した土地でありながらも、四季を通じて平均的に雨にも恵まれます。 この条件が、ワイン用ブドウにとって最適な条件となっています。


伝統的なリオハ地方のワインは、フランス式のオーク樽熟成させた赤ワインを造る点が特徴。 フィロキセラという害虫被害によってフランス・ボルドー地方のワイン生産者がリオハ地方に移住してきたときに、この樽熟成の方法を一緒に持ち込んできた、という説が一般的です。

現在では当たり前のように聞こえるこの方法も、当時のスペインでは画期的でした。

19世紀半ば、現地のリスカル侯爵が導入した小樽熟成が基礎となり、バニラ香が強く表現されるアメリカンオークによる長期熟成、というスタイルが伝統として根付きました。

そのため、リオハは「スペインで樽熟成を最初に行ったワイン産地」として、スペインでいち早く高品質なワインを造り、今日の名声を築きました。

伝統的なリオハワインは、ランクが上がる程に熟成期間が長くなり、市場に出てきた時には、すでに熟成した、飲みごろともいえる味わいが楽しめるのが魅力です。

熟成年数に応じて、ホーベン、クリアンサ、レゼルバ、 グラン・レゼルバとそれぞれランク分けされ、良いブドウ程上級のワインに使われます。


スペイン最高格付けのリオハ。

そのリオハの中でもワインにランクがあり、それぞれ厳密な法律によって品質が守られています。 一般的なワインは、作られて1~2年の熟成を経て市場に現れます。しかし、スペイン、特にこのリオハの習慣は違います。

「熟成何年目で美味しくなるか」が目安となっているのです。

例えばホーベンというランクのものは、作られてから早めに飲めるフレッシュなワイン。


反対にグラン・レセルバは、作られた翌年に飲んでも固くて、渋みや刺々しい味わいがあり、とても飲めません。


グラン・レセルヴァは少なくとも5年は先に飲むために作られているからです。


同様にホーベンを5年寝かせても、グランレセルバのように熟成はできないのです。

熟成能力は、年ごとの出来(あたり年、外れ年など)、ワインの品質等によって変わります。


蔵では専門家が飲んだら最も美味しい!というベストな時期を見計らって出荷されてゆくのです。


【ワイナリー】


ボデガス・ヴァルサクロはスペインのリオハ地方で150年以上の歴史を持つ、歴史的なボデガ(醸造所)です。


スペインで最も名高い赤ワイン産地リオハは、スペインで最初に赤ワインの樽熟成を始めた場所。


それ以来、高貴ぶどう品種「テンプラニーリョ」を使い、高品質な赤ワインを作り続けます。

現在は3つの醸造所で、国内外で評価の高いワインを作っています。

あのミシュランの三つ星付きとして有名、日本にも進出した「サンパウ」でもオンリスト! 


伝統的なリオハワインとロバート・パーカーの評価も高いモダンなワインを作る「ボデガス・ヴァルサクロ」 標高の高いリオハの気候を活かし、高品質なカバを作る「ボデガス・エスクデロ」そして曾祖父の代から伝わる樹齢80年を超える畑が自慢の「ボデガス・ロゴス」の3つが、それぞれの特徴を際立たせながら、コストパフォーマンスの高いデイリーワイン、とっておきの日に楽しみたい高品質なワインまで幅広く手掛けます。


ボデガス・ヴァルサクロ と エスクデロ、そしてボデガス・ロゴスワイン醸造業4世代目にあたるエスクデロ・ファミリーは、スペイン屈指のワイン産地リオハとナバーラに3つのボデガを所有している。

1858年創設の最古参"ボデガ・エスクデロ"は伝統的な製法によるスパークリング・ワイン(カバ)をも生産する。

最新テクノロジーを駆使する革新ワイナリ−"ボデガ、バルサクロ"では、職人の英知とたっぷりと時間をかけて造るワインが、フレンチとアメリカンオーク2,500樽で育まれながら、ひっそりと眠る。


そしてD.O.ナバーラにある新しい"ボデガス・ロゴス"は、祖父、曽祖父が植えた樹齢80年以上の古株を使用する。標高700mに位置する小山の頂上にまで広がる畑で、昼夜の気温差が大きい夏の微気候が深みのあるブドウを結実させている。


ハイクオリティーと限定生産を信条とするバルサクロ。 その舞台裏では、製造からワイン畑管理まで一貫して環境への配慮も怠らない。 化学肥料の使用を止めたのは10年前のことだ。


たゆまぬブドウの木の病気予防対策。さらに、害虫駆除対策、雨水を溜池で浄化し再利用するなど、日夜、自然環境と共存する努力を行っている。

ぶどうの収穫から丹精を込めて、ゆっくりとワインを育てるのがエスクデロのポリシー。今年の収穫年も歴史にその名を刻むであろうことは間違いない。 アマドール・エスクデロとその兄弟達が先代から譲り受けたもの。


それは単なる醸造業にとどまらず、ロマンと理性が交錯するワイン造りへの情熱だった。


それらの遺産は、このボデガが造り出すビダウ、エル・バルサクロ、エル・バルサクロ・ディオロなどのワインが持つ、力強く、クリアで、奥行きと長い余韻に反映され、また、個性的なカバにも鮮明に反映されている。

スペインのワイン専門月刊誌「Mi Vino」第10号 (2007年2月)より抜粋



昔、キャップシールがない時代には、この最高級のグラン・リセルバを狙って中身を詰め替えようとする悪徳業者がいたそうです。


これを防ぐため、グラン・リセルバには、開封したらすぐわかるような網をかけるようになりました。


今ではキャップシールがあり、この問題は解消されていますが、この伝統の名残が金色の網に残されているのです。



これらのワインがGW特別価格にて試飲出来ます。


ぜひ、スペイン最高峰の赤ワインを味わいにいらしてくださいね。



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