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  • 執筆者の写真ミズコウアキヒコ

あの人気銘柄の廉価版が入荷しました。

WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。


入荷した途端に、常連様たちの舌を虜にしたあの銘酒。


人気は人気なんですが、1杯2000円と言うお値段が・・・。


そこで、同じヴィニャ・マグナの安いほうのグレードを仕入れてみました。


ヴィニャ・マグナ 6メセス・バリカ





ヴィニャ・マグナ6か月樽熟成は、ドミニオ・バスコンシリョスのワインのラインナップの中で入門編ともいえるワイン。

とはいえ、ブドウは他のワインと同様、全てオーガニック栽培の厳選されたものだけを使用し、リベラ・デル・デュエロという土地の特徴を表現した、凝縮感のある味わいに仕上げられています。




VINA MAGNA 6MESES BARRICA

ヴィニャ・マグナ 6メセス・バリカ

6か月樽熟成


■ブドウ品種:テンプラニーリョ


■栽培:ビオロジック

(一部はビオディナミ栽培)


■認証:ユーロリーフ カスティーリャ・イ・レオン州の有機栽培認証機関によって審査され認定。


■テロワール:標高1000m、白亜質の石灰岩と泥炭土の混合土壌で、ドゥエロ川の影響を受け複雑な微気候を持つ。


収穫は、ブドウが潰れないよう小型の籠を使い、手摘みで行います。


ブドウからワインへ醸造していく過程は、高い位置から低い位置へ自然と流れるように行い(重力を利用したプロセスと呼ばれます)ポンプなどを使ってワインに負荷がかからないような製造を行っています。


まず選果台で未熟な果実や傷んだものを取り除いた後、5度の低温下で3日間コールドマセレーションを行います。


その後、ブドウに自然に付着していた野生酵母で自然に発酵が始まるのを待ちます。


醸造家はこの間発酵を見守りつつ、温度コントロールのみ行います。


フレンチオークとアメリカンオークで6か月間熟成させ瓶詰し、ワインが落ち着いたら出荷します。


【テイスティングコメント】


明るいチェリーレッドの色調。


イチゴ、ラズベリー、ブルーベリーなど ベリー類の香りに、土壌に由来するミネラルの風味が感じられます。

ボディがしっかりしたワインですが、フレッシュな果実味や生き生きした 酸味があることで重苦しい感じは受けません。


滑らかな舌触りと 長い余韻を楽しめる1本。




樹齢60年! この価格帯のワインであれば10~20年というものが多いですが、このヴィニャ・マグナ は最低でも樹齢60年の樹!

しかも通常は機械での収穫ですが、完全手摘みで収穫されたブドウのみを使用しております。 ■ 樹齢が高いとなぜよいか? 根が地中深くまでのびており、土中の様々な 養分を吸う事でワインに複雑味が表れます。 また若い木ほど実を付けないため、一房あた りの凝縮度が増します。



ドミニオ・バスコンシリョスは2000年に、ワインに情熱を傾ける紳士ホセ・マリア・バスコンシリョスによって設立されました。

彼のメインビジネスは自動車関連です。彼の会社はBosch,Porche,VWの車に使用される部品を造っています。この業界ではクオリティが第一です。

そして、彼はこの姿勢で、最高のリベラ・デル・デュエロのワインを造りだすことに挑戦したのです。


彼は約20億円をその夢にかけました。

コンサルタントにはスペインで有名なトマス・ポスティゴを起用。

ワイナリーは海抜1000メートルの場所にあり、栽培からワイン醸造に至る過程はオーガニック栽培を元に、極力純粋な自然を活かすように造ります。

区画にごとに管理され、収穫やブドウの手入れ、全てに渡って手作業で行われます。


数あるサンプルワインの中から、輸入元の7人のソムリエ達が厳選しました。

一度に試飲するのはおよそ30種類。

スタッフ全員が採用で一致しないと入荷されません。

しかし、時には一つも採用されることがないほど!

この厳しい選別に耐えたワインだけが輸入元のラインナップに加わります。


このヴィニャ・マグナはそんな難関を経て選ばれたワインなんです。





このヴィニャ・マグナ 6メセス・バリカ6か月樽熟成は、上級キュベのクリアンサと比較すると、多少のタンニンの落ち着きが弱いんですが、それがかえって肉料理等の食事の際には、その脂をしっかり流してくれて美味しくいただけると思います。


もちろん、タンニンの好きなワタシのような好みの方には、食事以外でワインだけをしっかり楽しめるワンランク上の味わいです。


何より、クリアンサが1杯2000円なのに比べて、6メセス・バリカは1杯1200円です。


ぜび、赤の重たいのがお好みの方はお試しくださいね。

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