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執筆者の写真ミズコウアキヒコ

どんなワインを飲めば良いのか問題。




アナタはいつも、何を基準に、どんなワインを選んでいますか?


ワタシは30年以上前に、岡山市の磨屋町で「ミラー&シュバイツァー」と言うレストランバーを仲間と一緒にしていました。


その時の取引先の酒屋さんには、ソムリエ資格を持った後継ぎ息子がおり、お料理に合うワインを出しましょうよ!って勧められたのがキッカケでワインを扱い出したんです。


そのお店は、かなり先鋭的なデザインとコンセプトで運営しており(詳しくはまた別記事)普通の人には、さぞかし入りにくいお店だったはずです(苦笑)


しかし、仲間のシェフの腕は確かで、おいしい料理には自信がありましたので、巷のグルメハンターたちは見逃しませんでした(笑)


まず、先陣を切って来るのは、少しお金を持った女性たちなんです。


彼女達は、新しいモノやおいしいモノ、そして美容にお金は厭わないもんです(笑)


そんな女性の団体客がチラホラと来店をし始めると、その店は賑わい出します。


そんな女性たちは、ワインをおススメすると、喜んでボトルで飲んでくれるのです。


バラバラにカクテルやお酒を頼むより、手頃な値段のボトルワインを頼んで3~4人でシェアをしたほうがかえって安上りなのも、遊び慣れてる彼女たちはよくご存じなんです。


なので、思惑通り多くのワインを売る事が出来たんです。


そんな中で、件の跡取り息子から、こんなことを言われたんです。


「ミズコウさん、値段で言うとリットンさん(マスターは亡くなりましたが現存します)が

一番売上はいいんですが、本数で言うとミラーさんが勝ってます。ここは一つミズコウさんもソムリエ資格を取って、高いワインを売りましょうよ♪」


ワタシも興味はありましたので、ソムリエの勉強をする事にしたんですが、貰った教科書や参考書をみて愕然としました・・・。


「こんなの覚えられるワケねーが・・・」



まあ、跡取り息子からは、協会にツテがあるので実技は何とかしてくれるそうなんですが、問題は筆記試験です(苦笑)


土壌からぶどうの品種の特徴や、醸造方法から熟成方法まで、幅広い知識を覚えなくてはいけなくて、耳慣れないフランス語の地名や品種名に四苦八苦しました。


また、実技の参考書には、ワインの味を例える話術が書いてあったんですが「濡れたキツネの匂い」「朝露の降りた藁の香り」「動物の糞の匂い」とか、そんなの生まれてこの方嗅いだこと無いわっ!って言う表現ばっかり(爆)


それでも、なんとか試験を受けたんですが、結果は大惨敗でした・・・涙


それ以来、そんなウンチク言わなくたって、おいしいワインを売ったるわい!って言う精神で生きて来ております(笑)


だから、今しているmagarriでも、ウンチクは一切言いません。と言うか知りません(笑)


ただ、アナタのお好み「赤?白?泡?」「重め?軽め?」「甘め?辛め?渋め?」とか聞いて適当におススメしております。


まあ基本は辛口しか置いてありませんが、輸入元のソムリエが、ワイナリーやサプライヤーに直接逢いに行き、味を確かめた上で仕入れてあるおススメを集めていますので、どれを飲んでも間違いはありません。


仕入れ元のワイナリーもメゾンも、主な取引先が英国王室や貴族、また一流レストランを相手に商売している一流どころばかりなので、ワタシがつたない知識で選ぶよりも確かです笑


で、肝心のどんなワインを選べばよいのか問題ですけど、ワタシもいつもしている良い方法があるので、参考になさってはいかがでしょうか?


それは、いつも気に入って飲んでいるワインの銘柄や、そのワインの原材料となってるぶどうの品種を覚えておいて、お店の人に伝えるんです。


ちなみにワタシは、家ではコスパの良い3L入りの箱入りワインを嗜んでますが、その銘柄は安旨ワインとして有名なアルパカです。



画像のモノは、いつもワタシが飲んでる「カベルネソーヴィニヨン」と「メルロー」のぶどうが使われていますが、本当に一番好きな味は「シラー」と言う品種のモノです。


このアルパカは瓶で売ってる物は、様々な品種の種類があるので、味の好みを見つけるにはピッタリな銘柄と言えるでしょう。アルパカは1本498円とかで買えますしね。


なので、ワタシはシラーやグルナッシュのワインが好みです。と伝えて選んで貰う。


あ、もちろん予算も伝えます(笑)じゃないととんでも無い高いのが出て来てお会計の時に

顔が真っ青になり「思ってたんの倍!」とワタシの中の大悟が叫んでしまいます(苦笑)


この方法だと、滅多な事が無い限り外しませんよ。


あ、それとうちのワインメニューは、ワインに詳しい人が驚くほどリーズナブルなので1本数万円のとかはありません。


意外に思いますが、ワインは好みの問題なので、値段の高い安いとおいしさは比例しない。


まあ、ある程度のクオリティは金額が必要ですが(製造方法等の問題があるので)千円台と

万円台との違いを答えろと言われても判らない人のほうが圧倒的でしょう・・・。


なので、うちへ来ていただけたら、安くておいしいワインをご提供出来ますので、ぜひお仲間とでも、お一人ででも、お気軽にお越しくださいね。


アナタのご来店お待ちしております!


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