WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。
先日、お休みをいただき、久しぶりの東京に行って来ました。
前回は、世界的醸造家のパスカル・マーティー氏の来日時に開催されたランチパーティーに取引額が、日本で二位となった当店が招待された日が3月末なので、約半年ぶりの上京です。
暑い日が続きますので、道中は普段着で、東京入りしてからホテルで着替えようと思い早めにホテルにチェックインしました。
想像通り、普通に汗だくになりましたので、シャワーを浴びて着替え、会場であるアルゼンチン大使館へ向かいます。

タクシーで大使館前まで到着し、入口に向かうと、厳重な警備でもあるかと思ったら、普通の服を着たおじさんが一人いて「ウェルカム」って言うだけでセキュリティーチェックもせずに入れてくれました。
エントランスからアルゼンチン国旗を眺めながら、いざ建物の入り口に向かいます。
受付らしき場所に行くと「あぁ!いらっしゃいませ!!」とワインの輸入元の社員さんたちが出迎えてくれ、招待状を出そうとすると「あ、お名刺だけいただけますか?」と。
おいおいおい、何のための招待状やねん・・・とは言いませんが、なんか拍子抜け(笑)
いや、当日うちの奥様が一眼レフとか持っていたので、守衛さんとかに武器が入ってないか?とか厳重に見られるんじゃないかと想像してましたが、さすが南米(苦笑)
特に何のチェックも無く建物内に入りました(笑)

素敵な調度品が置かれている、落ち着いた空間の中で、輸入元の社長のあいさつや、来日されているワイナリーの方々のあいさつで始まりました。



来賓の中には、神の雫の作者の方や、島耕作の作者の方もいらっしゃいました。


たまたま、この方々の控え場所みたいなソファーに座っていたので、本当に近い距離にいて、お顔も存じ上げていたんですが、声が掛けられませんで・・・。
だって、神の雫も、島耕作も、ほんのちょっとしか読んだ事ないので、話題が難しい。
「あの時のあのシーンが好きです!」とか言えないじゃないですかー。
神の雫も2話くらいしか読んでないし、しかも何のワインの話だったか覚えてない(ヲイ)
島耕作に至っては、恐らく一度も読んだ事ない(ヲイヲイ)
なので、話しかけたら「こいつ読んでねーな」とバレるのが怖くて無理でした(笑)
そんな事してる間に、アルゼンチンタンゴが始まりました!
本国の方が来るかと思いきや、日本人ペアの世界的に有名な方々でした。

いや、酒癖の悪いTOKIOの人じゃありません。
著名なタンゴダンサーのペアの方です(笑)
うちにたまに来て下さる方が、一杯飲んだ後にタンゴのレッスンに行かれるんですが、いつも「飲んで行って大丈夫かな?」と思うんですが、ご本人曰く「あんまり運動量ないので大丈夫なんですよー」って言ってたんですが、いやいやいやいや、すごい運動量じゃん!って驚いたんです。

もうね、ダンサーの方々が3曲くらい踊ってくださったんですが、もう汗だくになってらっしゃいました。
しかし、想像以上にカッコいいダンスでしたねぇ・・・。
そして、楽しみにしていたのは、アルゼンチンワインの試飲と、公邸料理人によるアルゼンチン料理です。



アルゼンチンワインは、恐らく初めて飲んだんですが、びっくりするくらい美味しい!
10種類ほど飲んだんですが、その中で2銘柄ほど「おぁ?!」と驚くほど美味しいのがありましたんで、うちでも仕入れようと思ってます。
アルゼンチンの代表的なお肉料理に本当に合う赤ワインでした。


こんな感じで目の前で焼いてくれるんですが、薪の火花が怖いほど飛んでるのに無視(爆)
アルゼンチン大使館燃えちゃうよ?って思うほどの火の粉がお隣の敷地に飛んでます。
まあ、それは人の家だからいいんだけど(良くないぞ)お肉の美味しい事!
炭火でじっくり火を入れた赤身のお肉は、シンプルに塩味だけ付いており、そのままでも美味しいんですが、オリーブオイルにバジルをたくさん入れたソースに付けても絶品。
思わずおかわりしちゃいました(笑)

今回、非常に気に入った二つの銘柄は、同じ醸造家の作品でした。
醸造家マルチェロ・ペッレリッティ
南アメリカ大陸出身の醸造家で初めてロバート・パーカーJr.から100点満点を獲得したマルチェロ・ペッレリッティ氏は、このプロジェクトに欠かせない人物です。 彼は、幼いころからワイン造りの世界に親しんでいました。
祖父と一緒に農場でブドウを踏み、自家製ワインを造っていた幼少期の想い出が、醸造家として働くという夢の原点になった と語っています。
1994年、彼はウコ・ヴァレーのラ・コンサルタという場所にある祖父の農場で、初めてワインを造りました。
その後、有名なワインコンサルタントであるミシェル・ロラン氏に師事し、ワイン造りの先端技術を学びました。 2001年より、フランスとアルゼンチンにワイナリーを所有するペレ・ヴェルジェ家の下で醸造家として働き始め、すぐに頭角を現します。
毎年9月になると、ボルドーのポムロールでシャトー・ラ・ヴィオレット、シャトー・ル・ゲ、シャトー・モンヴィールのワイン造りに携わりました。
半年後、今度はアルゼンチンに戻り、メンドーサのモンテヴィエホのワイン造りを行いました。
そして、2010年には、彼が手掛けたメルロ100%のシャトー・モンヴィールがワイン・アドヴォケイトで100点満点を獲得し、彼の名は一躍世界に知られることとなりました。


この2銘柄は、当店のワインリストに入れる方向で考えています。
詳しい内容は、またご紹介しますね。
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