検索
  • ミズコウアキヒコ

貴腐ワインの最高峰が入荷します。



こんにちは、WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。


先日、常連さんのリクエストで貴腐ワインを仕入れました。


銘柄は「シャト-・ル・パン・サクリスト」です。




実はこの銘柄、貴腐ワインの名産地「ソーテルヌ」地域の対岸にある地域の貴腐ワイン。


お値段はソーテルヌ産より若干リーズナブルなのと、ハーフボトルなので、仕入れやすい&飲みやすいかな?と言う理由で選択したものです。


SNS等でそれを発信したところ「飲みたい!」と言う方が多くて完売しました。


正直、貴腐ワインって高いので、うちのような弱小店舗では荷が重い(苦笑)


でも、ちょっと飲んでみたいという方がこんなにいるなら!と、思い切りまして・・・。



「シャトー・ラ・トゥール・ブランシュ」と言う銘柄です。



シャトー・ラ・トゥール・ブランシュは、AOCソーテルヌを生む5つのコミューン(バルザック、ボンム、ファルグ、プレイニャック、ソーテルヌ)のうちボンム近郊にあり、ガロンヌ川の支流であるシロン川から数百メートルの場所にあります。


このシャトーの原型は小さなカトリック系の宗教施設だったようで、その記録は歴史に埋もれてしまい、設立の詳細は定かではありません。


17世紀中期、ボルドー議会で書記官を勤めていた貴族のドゥ・サン・マール氏が、「ラ・トゥール・ブランシュ」と呼ばれる土地を所有していたのが、このシャトーの歴史の始まりとされています。


ドゥ・サン・マール氏は、そのブドウ畑が広がる土地にシャトー(城)を建て、土地の名前にふさわしい一つの塔(トゥール)も建設しました。


このシャトーが高く評価された理由は、主にドイツ出身のフレデリック・フォック氏によるものです。


彼は、ボトリティス・シネレア(貴腐菌)によるブドウ栽培をソーテルヌにもたらし、貴腐ワインを造った人物であると言われています。



シャトー・ディケム、シャトー・シュデュイローなど、一部のシャトーを除き、当時ブドウの「遅摘み」は一般的ではありませんでしたが、フォック氏の出身地ドイツでは、すでに広く普及している栽培方法でした。


彼は、ラ・トゥール・ブランシュの品質向上だけでなく、ブドウの「遅摘み」という技術を近隣の同業者にも広めることにも尽力し、結果としてAOCソーテルヌ全体の成功にも寄与する事になりました。


その成果もあり、1855年、ソーテルヌのプルミエ・クリュ(1級)に格付けされます。


その後、このシャトーは他のシャトーとは全く異なる道へと進みました。


1876年に所有者となったダニエル・イフラ氏は、1907年に亡くなった際、このシャトーをブドウ栽培とワイン生産への人材育成のための職業学校として利用することを条件に、国へ遺贈することを遺言として残しました。


こうして、フランス農務省が所有する「トゥール・ブランシュ ブドウ栽培及び醸造学校」の施設として利用され、開校されました。


作られるワインが生徒達の実習用となったため、かつての名声を誇った品質が失われる事態になりましたが、1983年にこの事態にようやく国が気づき、収量制限や新樽発酵を導入するなど改革を行いました。


こうして、現在ではかつての名声に劣らない、高い品質のワインが復活しました。



実は、ワタシは甘口と言うだけで数年前まで飲んだ事も無くて(苦笑)


しかし、東京で講座終わりの懇親会で行きつけだった日本橋兜町のビストロのマスターが「よかったらどうぞ」とサービスしてくれたのを飲んで衝撃を受けました!!


「甘口ってこっちのほうの甘口だったの?!」(どっちのほうだ)


それから気にはしてたんですが、あまりに高額なので躊躇してたんです。


で、今回お取引先の方に聞いたら、安く出してくれると言うのであやかりました!!


と、言うワケで1杯60mlで980円と言う破格のお値段でお出します♪


スイーツや、ゴルゴンゾーラ、また締めのデザートワインとしてお愉しみくださいね。


閲覧数:19回0件のコメント