WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。
今日は、暑い季節に向けて仕入れたイタリアの白ワインをご紹介します。
ソットリーヴァ・アンティカ・シャルドネ
Sottorivtaとは、ヴェローナの中心にある古い地区。
中世の雰囲気を色濃く残したこの地域にI.E.I.は最初のエノテカ(ワイン販売店)を設けました。
昔から多くの食堂(オステリア)があり、家具職人、モザイク職人が住む伝統的な、古き良きソットリーヴァ地区、この地への愛着から生まれたのがこのワインです。
ヴェローナに旅行した方は、もしかしたらこの古いエノテカと、このワインを目にしているかもしれません。
イタリアと言えばピッツァ、パスタ。
しかし、ここヴェローナではお米の料理も名物です。
美味しいリゾットと、すっきりと辛口で飲みやすいワインは、とても相性のよい組み合わせ。
かつてナポレオンの支配からフランス統治下になったこともあり、肉料理のレパートリーも豊富です。
このソットリーヴァ・アンティカのシリーズは、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロと3種類あります。
どれもフランス産で有名なブドウで作られていますが、ここヴェネト州のアルコーレで作ると雰囲気が少し変わるので不思議です。
ソットリーヴァ・アンティカ シャルドネ:ヴェネト州西部の自社畑
●ワイン造り
収穫後優しくプレスして果汁を搾り、果皮ごとしばらくジュースに漬け込みます。
こうすることで、果皮や種の成分をより抽出することができます。
摂氏18度にコントロールしたステンレスタンクで発酵、熟成させます。
●テイスティング
麦藁色のような濃いめの黄金色。
白い小さな花を思わせる香り、南国のエキゾチックなフルーツの香りに、洋梨の香りが混じります。
バランスがよくするすると飲めるのが特徴。
適度な飲みごたえで滑らかさがあり、酸味とコクの両方が感じられます。
ここ、ヴェローナのオステリアでは、このワインは魚介料理に合わせています。
スープや、サーモンやスカンピ(大き目の手長海老)の料理などがお薦めです。
暑い日には、この爽やかなイタリアの風を感じるキリっと冷やした白でスタートしてはいかがでしょうか?
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