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  • 執筆者の写真ミズコウアキヒコ

新しいラインナップになりました。

WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。


今日は、先月多くの方の舌を愉しませた「少しお高いボルドーワインをお得に愉しむキャンペーン」が、ブレジール・ド・シオラックの在庫切れで一旦終了し、後釜をお客様のご意見をいただきながら探した結果、最適なワインを見つけたので再開いたします。


その名も「シャトー・ラリヴォ」




400年間、代々女性が当主を務めたシャトーの 甘い香りを漂わす滑らか&エレガントな魅力一杯のボルドーワイン。


しかも、場所も穴場、ラフィット、ムートン、ラトゥールがひしめくポイヤック村と、 モンローズ、コスデストゥルネルで有名なサン=テステフ村の間に建つ隠れた名醸地です。


シャトー・ラリヴォは、最初の所有者であったCalheil子爵夫人の子孫が 現在も管理しており、同一家系が長期所有する数少ない例として、 地元でもよく知られています。


※因みに、ここシャトー・ラリヴォは、よく言われる「ワイナリー」の意味では なく、本来の意味で「城館」として造られたシャトーでした。


エレガントな味わいの訳は、メドックで400年以上女性当主が管理する女系シャトーだから。


メドックといえば上質なカベルネですが、 ここサン=テステフ村付近は、 上質、リッチな味わいのメルロ種も生み出すことで知られています。


女性当主の感性で、そのメルロ種を主に使い絹のように滑らかでエレガントな、 女性的な味わいに仕上げられたボルドーワインです。




「James Sucklingが92点の高評価!」

このオー・メドックは、熟していると同時に、ミントのような爽やかさを持つクールなワインで、適度にドライなタンニンとクロスグリの果実味の特徴を十分に備えています。


余韻の長さも十分で今飲んでもよし、置いておいてもよし。

(James Suckling : 92点)




代々の女性当主たちが守り続けた味、力強さよりもエレガンス重視の味わい!


クラシカルでいてエレガントな、品質の高い味わい。

ラベルデザインにもどこか女性的なセンスの良さを感じます。

テーブルにこんなワインが1本あると、一気に華やぎますよ。

当たり年のワイン、もちろん手に入れればすぐ試してみたくなりますよね。

でも、こういった良いワインほど、一休みさせて味がなじむのを待ってあげると さらに美味しくなるんです。

今回のワインは2016年のヴィンテージで、このワインの最初の飲みごろと言ってもいいタイミング。


もちろん、女性当主ならではの繊細な味わいも魅力です。 「ワインの女王」の異名をとるボルドーワインの醍醐味を楽しんでください!


およそ75ヘクタールの領地には森や牧草地、今は使用して いない狩猟地、そしてぶどう園があります。


ぶどう畑があるのは、砂利質の丘陵地です。

ポイヤック村とサン・テステフ村にちょうど挟まれたこのエリアは、 両村の恩恵も受け、ワイン造りには非常に適した土地です。



Berengere Tesseronさんより


1580年まで遡る私たちの歴史、代々受継がれてきた女性たちの物語は、 名醸地として名高いサンテステフ村にちょうど接する場所、シサック・メドックから始まりました。


ラリヴォ、このシャトーは最初から変わることなく一家の女性の手によって運営され、維持されてきました、 そして1861年には、最初のワインを世に出しました。


2005年、私はこのシャトーを受け継ぎ、テクニカルディレクターであるクリストフの助けを借りながら、 このシャトー、そして歴史と伝統を次代に残す役目を担いました。


なんて喜ばしい挑戦なのでしょう~ 


当主のベレンジェールさんは、すでに400年以上に渡る伝統とワイン造りを受け継ぎ、 また次の女性にそれを渡すため、誇りを持ってワイン造りに向き合っています。







5ヘクタールの全所有地のうち19ヘクタールがぶどう畑です。


場所は3箇所に分かれており、それぞれ適したぶどう品種が植えられ管理されて います。


幸いなことに、この土地は非常にぶどう栽培に適しており、典型的なメドックの土壌と言える土地。


70%が粘土・砂利質土壌で、残り30%が粘土石灰質土壌で構成されており、 力強さとエレガンスを与える土壌と言われています。





クラシカルなメドックワインを規範とし、4品種の内から選んで使用します。なかでも、メルロ品種を特に大切にしています。


可憐なスミレの香り、滑らかでエレガント、ふくよかで優しい 特性を持つこの品種は、サン・テステフ村よりのメドックの土壌に合うだけでなく、女性の手で脈々と受け継がれてきたシャトーであることを表現する為にも、最も大切な、テーマとも言えるぶどう品種でした。



ぶどうは収穫後徐梗(茎から実をすべて取り外す作業)し、完熟した ジューシーな果実のみを使用します。 その後およそ21日間タンク内で発酵させます。 ※この時、色素や味わいなどを、果皮や種からもしっかり抽出する ために、ぶどうの実丸ごと漬け込んだ状態で21日間発酵させます。 出来上がったばかりのワインは、その後いくつものオーク樽にいれて 16~18カ月かけて熟成させます。

因みに、この時30%は新樽と呼ばれる、おろしたての樽を使います。 新樽も使用することで、ほんのりと香ばしい樽香が漂うワインを作る ことができます。

テクニカルディレクターのクリストフ・バルベロン氏は、このユニークな土壌やぶどう品種の構成について、 こう語っています。

「どのヴィンテージも同一ではなく、まるで毎年生まれ変わっているかのように新たな魅力を発見する。私たちは、この幸せをボトルに込めているだけです。」 

女性当主の彼女のコンセプトと独特の土地から造られるワインの魅力。

ボルドーの中でも、少しユニークな魅力を持つ「シャトー・ラリヴォ」に関わることが出来て幸せだ、と語ります。


5種類のボルドーワインを試飲して、プレジール・ド・シオラックの後釜としての重責は、そのエレガントな香りと味で十二分に満たせるとの結論を導き出しました。


3杯セットの最初の1杯の至福の時間をお約束出来る仕上がりとなっております。


ぜひお試しくださいませ!



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