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  • ミズコウアキヒコ

愛と言う名のワイン

WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。


ここの所、不安定な陽気で人出が少ないようですね。


昨日も常連さんとご新規さんが来て賑わっておりましたが、常連さんにはおなじみの銘柄である、あのカリスマ醸造家のワインをご紹介します。



これが開くと毎回訊きます。


「ほかに愛が欲しい人はいませんか?」


毎回女性が手を挙げてくれます(笑)


エチケットが素敵なこのワインですが、中身は?




一際目を引くシンプルなラベル、この「LOVE」シリーズは、ヴィニャ・マーティの中で最も親しみやすいアッサンブラージュ(ブレンド)ワインです。


このワインにはパスカル・マーティ氏が、ワイン造りに対する思いが込めらています。




ムートン、オーパス・ワン、アルマヴィーヴァ。


世界最高峰のワインを手掛けるプレッシャーから離れ、自由にワイン造りができるようになった時、彼はまず自分のワインをもっと多くの人たちに飲んでほしいと考えました。




LOVEという世界で普遍的な名前をあしらったこのワインで、日々の暮らしの中のワンシーンに花を添えてほしい、喜びを味わってほしい、そんな願いから生まれたのがこのワインでした。


LOVEというワインの第一の特徴はアッサンブラージュ(ブレンド)です。


アッサンブラージュのワインを造るには、100%同一品種のワインを造るよりも長く、複雑な工程を要します。


例えば、フランスのボルドー。


複数のブドウ品種を適した土壌に植え、収穫後にそれぞれをワインにし、仕上がった個性的なワイン同士を組み合わせることで奥行きのあるシャトー独自の味わいへと昇華させます。

それぞれのブドウ品種を、適した土壌(テロワール)へ植え、異なる性格を持つ原酒を造るのが第一段階。


その複数の原酒を、醸造家は経験と知識からアッサンブラージュし、バランスを整えて、1つの完成されたワインへと仕上げてくのが第二段階です。


アッサンブラージュがうまくいったときは、まるで一組の似合いのカップルが目tの前に現れたように感じられます。


一人ではできないことも、二人なら実現できる。


単体では不足していた部分が補われよりバランスが取れた完成された味わいに近づきます。


いずれのワインも、決まったブドウ比率は存在しません。


ボルドーワインのように、その年の天候や畑の出来具合を見て、マーティ氏自身が最適になるようにアッサンブラージュしていきます。


まず素材が提供され、それを自由にアレンジしながらマーティ氏がイメージする完成された味へ調えていきます。








ヴィニャ・マーティの醸造は、基本的にボルドーのグラン・ヴァンと同様の仕込みを行います。


畑や区画、テロワールが異なるブドウ同士を同じ桶に入れることはありません。区画ごとの特徴を大切に、まずベースのワインを仕込みます。


素晴らしいワインができたとしても、それを熟成させる樽が二流品では良いワインを生み出すことはできません。


マーティ氏は、フランスからシルヴァイン社製のフレンチオーク樽を取り寄せ、使用しています。


ボルドー出身のマーティ氏は、ワインにとってアッサンブラージュ(ブレンド)は必須であると考えます。


異なる特徴を持ったワイン同士を科学的・分析的な視点と、経験に基づいてアッサンブラージュすることで、欠点を補い、長所を伸ばします。


たとえカベルネ100%のワインであったとしても、マーティ氏は、「最もシンプルなアッサンブラージュ」と言い切ります。



「パレットに赤の素材を並べたところを想像してください。赤、と一口にいっても、本当に多様な種類があるでしょう。ワインも同じです。同じ土壌は一つとしてありません。たとえカベルネ100%でも、この樽と、その隣の樽の味は異なるのです。様々な原酒を素材として、1本の作品として仕上げるのが醸造家の役割です。単一品種100%のワインが世界で流行していますが、たとえモノ・セパージュのワインであっても、そこに醸造家が関わらなければ決して優れたワインにはならないのです。」



ヴィニャ・マーティでは、それぞれの適地を見出した上でブドウ栽培を行います。


カベルネならば水はけがよい土壌、メルロであれば冷涼な空気と粘土質土壌。  


1997年からアルマヴィーヴァを手掛けるために、彼はまず徹底してチリの土壌調査を行いました。この経験があるからこそ、彼はチリのテロワールを最もよく知る人物の一人なのです。

 

チリの特徴に合わせた畑仕事ができるのも、マーティ氏ならではです。


ヴィニャ・マーティでは、それぞれの土地の特徴、つまりフランス語でいう「テロワール」にあわせて、ブドウ品種を栽培しています。


フランスでは長い伝統の中で、自然にその土地に合うブドウが受け継がれてきました。


対して、ブドウ栽培の歴史が浅いチリでは、人々は、好みだったり、商業的な意図に合わせ、思い思いにブドウ品種を選ぶ事が少なくありません。

 

残念ながら、土壌との相性を無視してしまうと良い結果を得ることはできない、という事は周知の事実です。


つまり、チリでは、いまだその秀逸なポテンシャルを活かしきれていない部分が存在するのです。

 

ヴィニャ・マーティでは、チリのテロワールを深く理解するマーティ氏の知見に基づきブドウ栽培がおこなわれています。


ワイン造りにおいても、各畑の個性を引き出すという点にこだわります。


大きなタンクで大量生産するのではなく、畑ごと異なるタンク・樽でワインを造り、それを最終的にアッサンブラージュ(ブレンド)することで、バランスの取れた、上質なワインを造ります。






ぜひお試しくださいね!


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