WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。
当店のお出ししているワインは、軒並み金賞受賞や、超一流のワイナリーのモノばかり。
その中でも、ワタシのお気に入りのワインがコチラになります。
グルメの街、リヨンから南に下った地域、ローヌ地方の南部に位置するアペラシオンが、このシャトーヌフ・デュ・パプ。
中心となる「アヴィニョン」の街は、ローマ教皇が唯一バチカンから離れ教皇庁を置いていたことがあるという、歴史ある街です。
このころ建造された「教皇の新しい城」=シャトー(城)ヌフ(新)デュ・パプ(教皇の)が、このアペラシオンの呼び名の起源となっています。
因みに、シャトーヌフ・デュ・パプのワインは、ボトルに必ずクロスさせた鍵のレリーフがあります。
これは「天国の鍵の番人」である、教皇のシンボル。
カトリックが多いフランスで、このワインが特別な地位を占めているのは想像に難くありません。
教皇がアヴィニョンに移ってくるまでは、それほどワイン造りは盛んでなかったようです。
しかし、ワインは当時カトリックでは必需品。
教皇はこの地で葡萄栽培を始め、ワイン造りが始まりました。
そして、そのワインは味わいの秀逸さから、次第に評判を呼ぶようになります。
赤、白ともに、格式ある優良ワインとし世界中にその名を知られるようになりました。
ワタシは個人的にはシラーを使ったワインが好きなんですが、同時にコート・デュ・ローヌのワインも端正で大好きなんです。
一般的に自然派やBIOワインと呼ばれているワイン群は、微妙な味のワインも多く、その割にワイナリーの規模や収穫量から来るコストで割高になっている残念な銘柄も多い。
しかし、このワイナリーは違います。
彼らの本領を味わう格付けワイン「シャトーヌフ・デュ・パプ」シリーズはぜひお飲みいただきたい至高の逸品ですが「より気軽にクリスティアの味わいを知ってもらいたい」という思いから、ドメーヌでは手軽に楽しめるワインも作っています。
価格は確かに手頃ですが、他のデイリーワインとは明らかに異なる味わい。
気軽に試せる価格帯で相当な高品質ワインで、自身の特徴をしっかり表現してきているところが、非凡な実力を感じさせます。
赤ワインなら何でもいい、という方にこそお飲みいただきたい、プロが惚れ込む本当に美味しい赤ワインです。
【パーカーコメント】
このVVは、クリスティアの中でも最も印象的な、まぎれもないトップキュヴェである。
ほとんどインクを思わせる非常に凝縮した紫色の色合いで、ブルーベリー、キルシュ(さくらんぼの蒸留酒)、リコリス、スパイスボックス、そして森の花といった、複雑で探究心をそそられるような、飲み手がわくわくする香りを湛えている。
驚嘆すべきピュアな味わいを持ち、飲むものを」惑してやまない、濃密でフルボディのCンであり、劇的ともセうべき恐ろしく長い余韻を味わうことができる。真価を味わうために、我々は少なくとも20年は待つ努力をすべき作品と言える。
ドミニクグランジョンとバプティスト・グランジョン、この二人の若い作り手は、シャトーヌフ・デュ・パプで今まさに輝き始めたスター、新進気鋭の作り手である、と私が言うのに異議を唱える人は、もはやいないだろう。
この5年から6年の間、彼らはブドウ畑を独自のビオディナミ的な手入れをすることで、劇的に品質を高めた。2005年は輝くような品質だった。2007年は、これまで味わった彼らのワインの中で最も素晴らしい年であったと思う。そしてこの2009年は、同じくらい素晴らしいものである。
エティエンヌ・グランジュオンによって70年前につくられたドメーヌで、2ヘクタールのグルナッシュの畑から始まりました。
1963年に加わった息子のアランの熱意により更なる発展を遂げました。ブドウ栽培に情熱的だった彼はドメーヌの拡張に努め、シラーやムールヴェードルといった改良されたブドウ品種を植え、土壌の理解と尊重に基づいたクリスティアのアイデンティティを築きました。
1999年にはバプティストとドミニクが、そして更に最近フローランが父のドメーヌに加わりました。
彼らは優先事項として、フランス国内でも輸出市場でも商業的に成功するような、優れた熟成のポテンシャルを備えた、素晴らしい品質のワインを作るための最高の区画を選択することに注力しました。
栽培は、オーガニック農法の基準に従ってできるだけ自然な方法で行っており、2008ヴィンテージから公的な認証も取得しました。
土壌やブドウ樹に対して、化学肥料や除草剤や殺虫剤は使用せず、有機肥料だけ使用します。
今日では三世代のブドウ農家が「ドメーヌ・ド・クリスティア」を産出する21ヘクタールの畑で情熱と技術を共有しています。
一番高いクラスのワインもお取り寄せ可能ですので、ご来店の3日前までにご予約を。
このワインを、こんな値段で飲めるのはWINE BAR MAGARRIだけ!
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