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これからの季節にピッタリなワインのリスト

執筆者の写真: akihiko mizukouakihiko mizukou

更新日:2024年6月17日

WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。


先日から、ワインリストの見直しをしております。


これから、暑くなってくると白ワインの需要が高まるので、その補強の意味も込めて、産地やブドウ品種なども、多種多様に愉しんでいただけるよう、ラインナップしました。


まずは、かの有名なシャトー・モンペラの白。


漫画『神の雫』に登場して以来、大人気のシャトー・モンペラが、「ペサック・レオニャンのスミス・オー・ラフィットを意識して造った」と、白のスペシャリストの本領を発揮した自信作です!


シャトー・モン・ペラは世界中のワインファンから注目されているワイン醸造家、デスパーニュ家の所有シャトーの1つです。


ワインを造って250年、デスパーニュ家はボルドー地域でワイン醸造の伝統を受け継いできました。


1970年以来、当主ジャン・ルイ・デスパーニュ氏を中心としてワイナリーは大きな変化を見せ始め、当時は、“白のスペシャリスト”として名を馳せるようになりました。


*世界で唯一の窒素を用いた圧搾機を採用。


ブドウの搾汁をそっくりそのままピュアな状態で抽出する事で、最高のアロマを得ています。


そして、これまたマエストロと呼ばれる偉大な醸造家の作品です。



ドナート・ラナーティ博士は、トリノ大学・醸造学の講師であり、’Enosis Meraviglia'という研究施設の創設者であり、OIV(International Organization of Vine and Wine)の価値ある会員かつ国際的に活躍しているワインコンサルタントの重鎮です。


イタリアで最も高名な醸造家の一人で、ワイン業界では知らぬ者はいないと言われるほどです。地元イタリアの重要ガイド誌【ガンベロ・ロッソ】で最高評価【トレ・ビッキエーリ】を 一番多く獲得しているエノロゴとも言われています。


1990年、クッカロ・モンフェッラート(その後フビーネに移転)に醸造・栽培研究所「エノシス・メラヴィリア」を設立。


トレビッキエリ、トレステッレ、チンクエグラッポリをもっとも数多く獲得するエノロゴとして活躍する日々を送る。


イタリア国内だけでなく世界的にも高い評価を得ている醸造家です。


2014年にはアメリカで発行されている「ワインエンスージアスト誌」において、「世界で五指に入る名醸造家」に選ばれています。


そして、こちらも「白で高名なワイナリー」の作品。



レオニャン南西の郊外にあり森の中にひっそりとたたずむドメーヌ・ド・シュヴァリエの小さなシャトーは、まさに通向きのワインを生産している。生産量はほんのわずかで、ペサック=レオニャンでも垂涎の的だ。何よりもすばらしいのは、その完全無欠な品質である。

(『ボルドー・第4版』より)


ボルドーでありながら「シャトー」ではなく「ドメーヌ」を冠する生産者で、赤白ともに格付けされている、ボルドーを代表する作り手の一つです。


1990年以降その品質の向上が著しく、ぐんぐんと評価を上げてきましたが、中でもエミール・ペイノー教授の協力のもと品質が上がった白ワインの評価はきわめて高く、同じペサック・レオニャンにある「オーブリオン」「ミッション・オー・ブリオン」と並び称され、ボルドーでもトップクラスの白ワインとして認識されています。


そして、時々訊かれる「甘口の白ワイン」も貴腐ワインほど高額じゃない美味しいのをラインナップしました。



ドイツのワイン専門誌「Wein Wisser」は、Oliver Zeterのソーヴィニヨン2007に対し「 アルプス山脈以北で、最も偉大なソーヴィニヨンだ。 また、今までのトップソーヴィニヨンにも負けない品質であることは間違いない」  と最大限の賛辞を送りました。


また、マスター・オブ・ワインのジャーナリスト、ジャンシス・ロビンソン女史もOliver Zeterを自身のウェブサイトで取り上げ称賛しています。


今では、ドイツ国内やヨーロッパの三ツ星レストランへもワインを卸すようになり、その評判は年々高まっています。


オリバー・ゼターのワインのエチケットになっているのは、ドイツの有名な画家、Otto Dill(オットー・ディル)の手で描かれた、愛らしい熊のデッサンです。


実は、オリバーの祖父はオットー・ディルの旧友で、毎日のように、二人で幸せそうにワイングラスを傾け楽しんでいたそうです。


そんな友へオットー・ディルは、度々手書きの絵葉書を送っており、それらは今でもオリバー・ゼターのキッチンで額に納められ飾られています。


中でも、オリバーのお気に入りは、ワインを手に持つ熊のデッサンです。


これは、オリバーの祖父をモデルに描かれたものでした。


「この熊の表情は、祖父に本当にそっくりです」と語るオリバー。


自分でワインを造るときは、尊敬する祖父を描いた、この絵をエチケットにしたいとずっと考えていたといいます。


この絵が世代を超え、ワインの顔となって受け継がれているのです。


そして、最後に我らがパスカル・マーティー氏の新作にして、いきなりサクラアワードでゴールドメダルを受賞したこちら。



最初の「ぎんの雫 Goutte d'Argent」が完成し、翌2019年、マーティ氏は次のチャレンジへ取り組みました。


それは、世界でも最も知られるブドウ品種である「シャルドネ」を使った超低温発酵白ワインでした。


パスカル・マーティ氏メッセージ:「シャルドネというブドウの特徴はソーヴィニョン・ブランと対照的です。


香りはエステル系で、最初から発揮されるというよりは、熟成と共に形成されてくるタイプ。 ソーヴィニョン・ブラン種のような、フレッシュ感を表現できるテルペン系アロマとは異なります。


また、シャルドネにはタンパク質やタンニンといったボディを構成する要素も見られるので、私は白ワインというより、むしろ赤ワインの作り方を参考に、その可能性を考えていました。


ぎんの雫のプロジェクト当初はアロマを主眼に置いていたため、ソーヴィニョン・ブランを選びました。


しかし、ワイン造りでは異例ともいえる長期間発酵のおかげで、予想外の複雑な味わいと、厚みのあるテクスチュアを備えた白ワインができたとき、これはシャルドネ種に活用できるのではないか、というアイディアが浮かびました。


今回のワインも、私にとっても初体験であり、世界にも私の知る限り実例がない醸造ですので、注意を払いながら、手探りで一つ一つ進めていくほかありませんでした。


しかし、前回のソーヴィニョン・ブランの発酵で学んだおかげで、安心してそのプロセスを見つめることができました。


出来上がった白ワインを味わい、私は今回のシャルドネのクオリティに大変満足しています。」


当店のハウスワインでもあるヴィニャ・マーティーのワインたちは、どれもこれも価格では判断出来ない驚きがあります。


やはり、それはご自身がボルドー醸造大学で学び、その後にシャトー・ムートンでパーカー100点を獲得した師匠に師事し、その後に自身もカリフォルニアでオーパスワンを生み出した匠の技を駆使した結果でしょう。


微妙な味のワインに1000円以上出すのなら、世界的な醸造家のワイン飲めますよ(笑)


ぜひ、暑い日に、キリっと冷えた白ワインをどうぞ♪

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