こんにちは、WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。
前回の入荷時に、いつも白ワインを飲まれるお客様におススメした時に、テーブルにお届けした際に後ろから「ろあっ?!」って声が聞こえました。
なんだなんだ?と振り返ると満面の笑みで「これおいしいっすね!!」と言われた1本。
ええ、恐らく飲んで何を言うつもりもないのに、思わず声が出たから「ろあっ?!」って言っちゃったんだと思います(笑)
ええ、そのくらいこの白ワイン美味しいんですよ。
それもそのはず、実はこのワイン、数々の高級ワインを世に出して来た、かの天才醸造家パスカル・マーティー氏が関わっているのです。
ワイン好きなら誰もが手に入れたいと思うボルドーの5大シャトーの一つ、シャトー・ムートン・ロートシルト。
今やカリフォルニアのワインを語る上で外せないオーパスワン。
そしてムートンとチリの実力派コンチャ・イ・トロが手を組んで生み出したアルマヴィーヴァ。
これらのプレミアムワインのプロジェクトを担い、成功に導いてきた凄腕の醸造家が、このパスカル・マーティ氏なのです。
まさに最高のワインだけを仕込んできた男!!
そんな彼が造るデイリーワインだから旨くて当然と言うワケです。
彼は、1982年、ボルドー大学醸造学科を卒業。
1982年にカリフォルニアで6カ月間研修。ソノマのドライクリークワイナリー。
フランスに戻ったとき、バロン・フィリップ・ド・ロッチルドが英語を話せる若い醸造家を探しており、同社に入社。
1983年からジョイント・ベンチャーである「オーパス・ワン」を造り上げるため、彼は6週間ムートンで働き、その後2週間をナパヴァレーで、モンダヴィのスタッフにボルドーの醸造テクニックのノウハウを教えた。この生活が繰り返された。
この期間は82年から96年。
1996年に、新たなコンチャ・イ・トロとのジョイントベンチャーのコー・ジェネラル・マネージャー兼醸造家として赴任を求められた。
それを受け、同年からアルマヴィーヴァの制作に取り掛かる。畑、醸造所を整備し、必要な物を造り上げ、チリに本格的なワイン造りのシステムをもたらした。
2002年から5年間USAやウルグアイでもコンサルタントを行うように。
2007年からVinaCousino-Maculのテクニカルディレクター。
このころ、自身で会社を作りたいと思うようになった。
2008年に、Dyonisos Wines のC.E.O.に。
2013年に、社名を変更し「Vina Marty」と自身の名を掲げ、今後の更なる期待と自信を表現する。
色調はグリーンがかったやや濃いめのイエロー。
香りは華やかで強く、黄桃やパイナップルのコンポートやコンフィのような
果実香に、ヴァニラビスケットや蜂蜜、ブリオッシュ、ミネラル香などが調和。
味わいはまろやかでふくよかな印象の果実味から、バランスよく広がり、
余韻にエレガントさを残す。
前回は、その噂を聞きつけた人、他の人がオーダーしたのを少し飲ませてもらい、気に入って「私もそれを!」とどんどん売れていったので、多めに3本仕入れてます。
ま、多めって言っても小規模&週に2回営業のうちだから3本でも仕入れ怖いのよ(苦笑)
ぜひ、飲み損ねた白ワインラヴァーのアナタにぜひ飲んでみてくださいね。
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